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穆公 (鄭)[ぼくこう]
穆公(ぼくこう、紀元前649年 - 紀元前606年)は中国春秋時代の鄭の第11代君主(在位:紀元前627年 - 紀元前606年)。姓は姫。諱は蘭。文公の子。 ==生涯==
===即位まで=== 父の文公は晋の公子重耳が内乱を避けて流浪してきたとき、これを侮蔑して粗略に扱った。重耳は怒り、すぐに鄭を立ち去った。このとき、蘭の母はわが子を重耳に託した。当時、鄭国内では公族による家督争いが起き、母親の身分の低い蘭は見向きもされなかったものの、決して安全と言える状況ではなかったからである。 晋に返り咲き、文公と呼ばれるようになった重耳は、自らを粗略に扱った鄭の文公を許さなかったが、鄭の家臣は重耳の声望と晋の国力を恐れて晋の傘下に加わることを決意し、当時重耳のもとにいた蘭を文公に太子として迎え入れさせ、重耳の怒りを回避させた。 紀元前627年、文公の死後、公子蘭は鄭公の座に就く。これが穆公である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「穆公 (鄭)」の詳細全文を読む
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